ezPDF Reader徹底解剖 PDF読書の定番「ezPDF Reader」。 けっこうな数のAndroid向けPDFビューアーを使ってきたけど、何だかんだこれがメイン。 ~~~ ■PDFの表示 論文を読んでると避けて通れないのが、2カラムや3カラムで構成されているPDF。画像のように1頁が2列(2カラム)構成になっているとそのまま読むにはあまりに文字が小さい。 ezPDF Readerなら、たとえば、左上の最初の段落あたりをダブルクイックすれば、以後、いちいち手作業で拡大したり縮小したりすることなく最後まで読み進めていける。もちろんPDFにテキスト情報があることが前提。 ためしに左上最初の段落内をダブルクリックしてみると、下の画像のように、その列の文字が画面いっぱいに表示される。 私がつけた上の画像の赤丸2つのすぐ左に鍵マークがあるけど(ちょっと見えづらいけど)、このモードに入ると、画面は上下にだけ動いて、右や左には動かせない(※)。 (※)両手(ピンチズーム)で拡大縮小したり鍵マークを押せばこの機能はすぐ解除できる。 赤丸のうち右移動を押せば次の列の頭が同じように表示される。赤丸の左移動を押せば1つ前の列の最後尾に移動する(この画像の例なら1つ前のページの最後の列の最後尾)。この赤丸の右移動と左移動だけで大きな文字をキープしたままPDFを最初から最後まで読むことができるようになってる。 もちろん2カラム構成ではないふつうの1列構成のPDFでも同じことができる。大きな文字で読めるだけじゃなくて、このモードだとページめくりモーションがなくページ遷移が異様に早いのも特徴。 ■その他の機能1 おおざっぱにその他の機能も紹介。 [1]ページ数 ここ押すとページ数を指定して移動ができる。 [2]文字検索 PDF内の文字を検索。このアプリは他の多くのPDFビューアーよりも検索速度が凄く早いのも特徴。 [3]目次一覧 PDFの目次一覧を表示。このアプリから目次を編集することはできなさそう(要研究)。 [4]しおり一覧 挿入したしおり一覧を表示。 [5]ページ移動 これはけっこう画期的な機能。いま7ページにいるけど、ページ移動で2ページ目を開き、さらにページ移動で5ページ目を開いたとする。そこから「←」移動で2ページ目にすぐ戻るし、そこからさらに「←」で7ページ目に移動、次に「→」で2ページへ…と移動してくれる。 この機能は地味に重要で、一時的に違うページを開いたらもとのページがどこかわからなくなったり、あるいはいちいち元のページ数を覚えておいてページ移動ボタンから移動しないといけなくなったり、がなくなる。 [6]音声 英語を音声で読んでくれる。なまってるぽいからあんまり使ったことない。 [7]各種操作および設定 何か画像で7を書き忘れてるけど。きっとどれのことかわかるでしょ?かなりいろんなことができるけど日本語表示されてるから説明不要。 ちなみに編集(注釈)の全フラットもここからできる。フラットすると自分が編集したものがPDFと一体になってもう再編集できなくなる。他のPDFリーダーとの互換性の問題が解消される一方、注釈インデックスからも全部消えるから自分がどのページに編集したか一覧で確認できなくなるというデメリットも。 [8]拡大率 拡大率の変更ができる [9]表示の設定 見開き表示にしたりいろいろできる。 [10]リフロー PDFにocrがかかっていたりテキスト情報があれば文字だけを抜き出して並べて表示してくれる。いろんな機能が犠牲になるから私はほとんど使ったことない。 ■その他の機能2 だいたいは説明の必要ないと思うけど、ColorDictのとこだけ解説。 GoldenDictのようなアプリを端末に入れていればこのボタン押すだけで即座にポップアップ辞書が表示されますよ、というボタン。ポップアップだからアプリの切り替えがなくてとても便利。GoldenDictのアプリ自体に辞書は含まれてないけど、無料の辞書がネット上にたくさん用意されてあるからそれを使ってください。 hitomi PR